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「卯之吉子守唄-大富豪同心(9)」幡 大介 [本]

新刊が出るとお貸しいただけるようになって、シリーズ最新巻を読みました。


卯之吉子守唄-大富豪同心(9) (双葉文庫)

卯之吉子守唄-大富豪同心(9) (双葉文庫)

  • 作者: 幡 大介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2012/04/12
  • メディア: 文庫



今回はタイトルの通り突然の赤ちゃん登場から物語りは始まります。キャラの安定感からもはや個人的には水戸黄門の域に達してきた感じ。お峰シリーズが一段落して悪党が小物化してるところも今回のオモシロいところですね。
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「下町ロケット」池井戸 潤 [本]

直木賞受賞作をお借りして読みました。


下町ロケット

下町ロケット

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: ハードカバー



父の町工場を継いだ元研究員のお話。主人公が技術系で、技術特許が物語の軸にあるなど、身近に感じられる題材にとても引き込まれました。話もテレビドラマのようにどんどん流れるように進んで読みやすい本でした。年頃の娘、社内の若手との関係、などなど人間ドラマのさらなる厚みと、さらっと読めてしまう疾走感とで、後者が取られたのでしょうね。夢と現実に揺れる社内での人間模様などはもっと厚めに書かれても良かったかなとも思いました。技術系の人が主人公として描かれてる本ってあんまりない気がするし、そういう意味でも楽しめる作品でした。

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「スティーブ・ジョブズ名語録」桑原 晃弥 [本]

読みかけで終わってた本を読んじゃうシリーズ第3弾。


スティーブ・ジョブズ名語録 (PHP文庫)

スティーブ・ジョブズ名語録 (PHP文庫)

  • 作者: 桑原 晃弥
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/08/02
  • メディア: 文庫



彼の生前に出ていた本をちょろっと気軽に手にした感じでした。
見開きで、右にジョブズの言葉が書いてあり、左にその言葉のストーリーが書いてあるというもの。創業者のパワフルなエピソードが多数紹介されています。

「何が起こるかをぴたりとあてることはできない。しかし、どこへ向かっているかを感じることはできる。」
「何をほしいかなんて、それを見せられるまでわからない。」
「数字なんて、どうにでも料理できる。信じれば、だまされてしまう。」
「私たちのゴールは、いついつまでにではない。最良の製品を生み出すのがゴールなのだ。」
「最善とは言えない状況でやった仕事に、いちばん誇りを感じる。」
「歳をとればとるほど、動機こそが大切だという確信が深まる。」
「何かを捨てないと前に進めない。」
「何につけ、トップ人材に目をつけることは、あとあと役に立つ。」
「仕事はチームスポーツなんだ。」
「この地上で過ごせる時間には限りがあります。本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は、二つ三つくらいしかないのです。」
「ユーザーはごまかせません。」
「終着点は重要じゃない。旅の途中でどれだけ楽しいことをやり遂げているかが大事なんだ。」
「業界にいなくても、別の何かを彼らは売っているはずだ。」
「ある期間、完全に失敗だと言われ続けることになる。」
「自分の居場所を自分でつくるんだ。」

なんて言葉に共感しました。

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「インナーゲーム」ティモシー ガルウェイ [本]

読みかけで終わってた本を読んじゃうシリーズ第2弾。


新インナーゲーム―心で勝つ!集中の科学

新インナーゲーム―心で勝つ!集中の科学

  • 作者: W.ティモシー ガルウェイ
  • 出版社/メーカー: 日刊スポーツ出版社
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本



頭で考えて体を支配しようとするセルフ1と、体自身の能力で動けるセルフ2の存在を示して、頭で支持して体を動かすと委縮してしまうので無心でセルフ2の動く通りに動かすと能力を最大限に発揮できる、というお話。
この本を知るまでは確かに「足、足!」とかなんとか、苛立ちとともに体に檄を飛ばし続けてた気がします。悪いところを命令的に指示するのではなく、単に状況を観察しどういう状況からこの結果が得られたかを冷静に見る癖を徐々に付けられてきたと思います。テニスの技術的というよりも精神的なレベルアップに繋げられてるんじゃないかなと思います。
また、スポーツのレベルアップだけでなく、普段の行動や人間関係にも応用できると説いていて、実際その点よくわかるものでした。
その辺りの話がわりと繰り返し書かれているので途中で止めてましたが、最後まで読んでみると、さらに勝負とは何かとか勝利とは何かとかまで書かれててこの辺も面白い内容でした。

今更言うのもなんですが、テニスプレーヤーは必読ですな。
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「ストレスフリーの整理術」デビッド・アレン [本]

読みかけで終わってた本を読んじゃうシリーズ。
TODO管理などに興味をもっていろいろ調べていたら、GTD (Getting Things Done) を知り、それがきっかけで買った本でした。


はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

  • 作者: デビッド・アレン
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2008/12/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



気になることを気にしているとクリエイティブな活動ができなくなる、だから気になることをツールに沿って頭から吐き出してしまって、あとはツールに従いやるべきことをやっていけばよい、という考え方。実際やってみたですよ、確かに頭すっきりしますね、全部吐き出しちゃうと。そこからクリエイティブな活動を行うための時間や余裕が確かに作れるですよ。よいですね。でもツールがちょっと難しいというか大がかりなんですね、だから本腰入れてやったるでモードに入れなくて、結局大量に書き出されたリストの管理に多少工数を割くことになり微妙なのでした。GTDのツールに沿った管理の仕方をしないまでも、その考えに則って気になるを吐き出したり、2分で処理できるものはその場で処理しちゃったり、状況に応じたTODOの管理を意識したりとちょっとした工夫点が確かに日々の業務改善につながった気がします。ってことで最後まで読めてよかったです。

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「予想どおりに不合理」 ダン アリエリー [本]

経済ってつまり、人間だもの。
あまりにも理性的な従来の経済学ではなく行動経済学という新しい学問が最近流行っているらしい。


予想どおりに不合理[増補版]

予想どおりに不合理[増補版]

  • 作者: ダン アリエリー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/10/22
  • メディア: ペーパーバック



言われてみれば確かにそうなのよ、頭ではわかってるけど実際にはなんかこうしちゃうのよね、っという事例が実験で実証されています。

比較しにくい2択は選びにくいが、片方によく似たそれより劣る候補があると似た中での比較で選びやすくなる話から始まり、一度基準ができると比較でしか価値を判断できないこと、無料の力、社会規範と市場規範、興奮状態での判断力、先延ばし、所有することでの過大評価、自由を失うことへの恐れ、価値に対する予測、不信、そしてこれらが組み合わさって起こる不正、と言ったことが実験に基づき科学的に示されています。と言っても読み物として読みやすい本になっています。

それぞれ自分にも当てはまることがたくさんあって、はっとさせられるのですが、その特性を知っていることで、冷静に考え直せることができるように使いたいものばかりでした。
特に、不正のできるテストの前に十戒を思い出させられた人たちは、それをさせられなかった人たちよりも正直になる、という実験結果は衝撃。改めてこういうことを大事にしてみようと思いました。




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「刺客三人-大富豪同心」 幡 大介 [本]

大富豪同心シリーズ、最新作まできちゃいました。
(途中抜けもありますが)


刺客三人-大富豪同心(8) (双葉文庫)

刺客三人-大富豪同心(8) (双葉文庫)

  • 作者: 幡 大介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/12/15
  • メディア: 文庫



今回の話は悪役のキャラがたっぷり描かれ、そのタイトルの通り三人の刺客が送り込まれるのだが、それぞれ個性や思惑が絡みなかなかの緊張感を楽しめました。一気に読める活劇でした。


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「水難女難-大富豪同心」 幡 大介 [本]

大富豪同心シリーズの第7作。


水難女難-大富豪同心(7) (双葉文庫)

水難女難-大富豪同心(7) (双葉文庫)

  • 作者: 幡 大介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/09/15
  • メディア: 文庫



仲間だけでなく悪役もキャラが立ってきて複数のシリーズに登場するようになってきました。テレビドラマ化されたら楽しいのにね。
最近ブラタモリで江戸が度々水害に見舞われていたという話を聞いていましたが、まさにその水害をテーマにした作品。活劇は相変わらずの楽しさでした。
ところで江戸時代って、圧倒的な階層社会で貧富の差も激しいのにその上での絶妙な人情味豊かな生活だったんでしょうね。そういう豊かさは現代にない不思議な魅力ですな。

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「マネジメント革命 -「燃える集団」をつくる日本式「徳」の経営」 天外伺朗 [本]

アレックスの辻野さん(@ktsujino)がtwitterでオススメされているのをキッカケに買って読んでみました。


マネジメント革命 -「燃える集団」をつくる日本式「徳」の経営 (講談社プラスアルファ文庫)

マネジメント革命 -「燃える集団」をつくる日本式「徳」の経営 (講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 天外 伺朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/03/22
  • メディア: 文庫



ソニーの元常務の天外伺朗さんの本。ソニーの創業期にあったマネジメントスタイル、誰もが能力以上の成果を生み出し運さえも味方につけてしまうような「燃える集団」現象、一方で合理主義、成果主義によって軒並み崩れてきてしまっている状況から、新たなマネジメントスタイルを提案する、という内容。詳しくは知らないのだが心理学のフロー理論に基づく考察や、インナーテニスでお馴染みのセルフ1、セルフ2などの考察から、部下に命令、管理するのではない新しいマネジメントを提案している。

成果主義の導入から短期的な目標を低く立てていく矛盾やR&Dの軽視は短なものとして理解できるものだったので、本書の内容は共感できる点が多かった。

以下の記事も似たようなことを言っているのかな。
11の「やめたこと」で実現した1000万ダウンロード突破
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20111215/1039018/


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「600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス」 上阪 徹 [本]

仕事の関係でおススメされて購入、読んでみました。


600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)

  • 作者: 上阪 徹
  • 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
  • 発売日: 2009/05/07
  • メディア: 新書


めちゃめちゃ面白かった!

と同時に改めてスゲーなCookPad。


やはりこういうサービスは企業家の弛まぬ信念の賜物ですね。
本当のスカッとした笑顔の実現は何であるか、
自分の興味の延長線上の真の笑顔を徹底的な理念でもち、
その実現をシンプルに真摯に謙虚に徹底的に掘り下げていく。
CookPadの場合は「料理を楽しくする」という理念の下
その裏の潜在ニーズを探り、その実現の障壁となるものを
ユーザテストを通じて徹底的に研ぎ澄ませる。
その実現には当然技術がある。
さらにその理念に即した新しい広告ビジネスモデルの派生と
600万人の検索結果に基づくマーケティング情報。
○○を買ったという結果ではなく、欲求の情報が集まることで見えてくること。

画面、UIに対する考え方や「つくれぽ」などのコミュニケーション機能なども
理念に基づいてよくできているし。

ホントによくできたサービスだなぁ。
とても勉強になりました。


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