大人も感動する、夏休みの自由研究 ~セミの羽化 観察~ [子育て]
1年生になる娘が初めて迎えた夏休み。そして、夏休みの宿題といえば、自由研究!
私自身、宿題は追い込まれてから対応してしまうタイプだったので、どんな内容にするかイメージを持てないまま夏休みも後半に差し掛かってしまいました。
そんな折、旧職場の友人との飲み会の際に、セミの羽化の話が話題になりました。
ワークママKさんは幼児用のZ会をやっていて、その中でセミの羽化の話が紹介されていたとのこと。僕自身知らなかったのですが、セミの羽化は深夜や明け方のイメージがありましたが実際には夜8時とかそのくらいの時間に進むのだそう。また、「セミの鳴いている木を探してみよう」「その木の下に穴を探してみよう」など段階を追ってその生態を紹介しているとのこと。でそれを読んだKさんは実際にお子さんと8時ごろ公園に行ったそう。すると本当に木にセミの幼虫がいた、というのです、抜け殻の中身の詰まったのが!
さらに一緒に飲んでたワークママTさんのお子さんに、おじいちゃんがセミの幼虫を取ってきて家で羽化させる経験をお持ちで、木の下の穴に水をかけて幼虫を釣るんだ、なんていう話をしている、ということも聞きました(実際には水ではなく携帯が不要な子どもらしい液体でしたが(笑))。
この話を聞いたうえで公園の木の根元などを見てみると、確かに穴がたくさん。これはいいかも、と思い娘と相談し挑戦してみることにしました。夏も後半だったのでセミの幼虫がまだいるかかなり不安だったのですが。。。
日曜日の夕方5時半ごろ、前日に買った虫かご(198円!そんなもんか)と水を入れた水筒を手に娘と繰り出しました。マンションの裏にあるちょっとした植木ゾーンでもセミが激しく鳴いているのでその木の根元を見てみると、たくさんの穴!手の届くところにある穴に片っ端から水を注いでみました。水を入れてみるとその穴は結構深かったり、すでに上から砂や葉っぱがかかって埋まっているものだったり、いろんなものがありました。狭い敷地なのであっという間に網羅してしまい、近所の公園へと移動しました。公園にもたくさんの穴、穴、穴。それらに片っ端から水を入れていきました。(この間、水筒に何度おかわりしたことか…)
時計も6時半に迫り、あきらめかけていたところ、とある穴に水を灌ぐと、中で昆虫らしき足の動きが!もしやと思い小枝でツツいてみるとやはり反応が!
一人で大興奮!飽きかけていた娘を呼びながら穴を少しずつ大きく掘っていく。
するとセミの顔らしきイキモノの姿が!
埋もれた土を水で流したり穴の周辺を掘ったりしながら、最後は小枝に足を引っ掛けてもらいゆっくり引き出すと、、、
出てきたーーー!セミの幼虫が!!
抜け殻が動いてますよ!
生きてますよ!
しかもデカイですよ!!
いや虫苦手ですよ、無理ですよ!
これは娘の自由研究!と思い娘に幼虫を掴ませ、無事虫かごへ確保!
興奮状態のまま、2人で家へと急いだのでした。
帰宅後虫かごをベランダに持っていき、幼虫を網戸に引っ掛けます。幼虫は多少足場を気にしながら網戸を少し登ったりしましたが、やがて静止しました。自由研究なので何をやったらいいんだ?と妻とも相談しながら体長を図ったり時間を記録したり、模造紙を用意して絵を描いたりしていきました。よおく見ると、背中に縦に割れ目が少し見えている感じ。これは期待できそう。7時半ごろようやく落ち着いて最初の観察はこれでOK、続きは晩御飯を食べてからにすることにしました。
食事を済ませ、娘が閉めていたカーテンを開いて見てみると、「出てきてる!」。私も見てみると、背中から真っ白な上半身が出てきてるではないですか!おぉぉ、これはスゴイ!早速みんなでベランダに出て懐中電灯で照らしながら観察。暗がりの中で絵を描くのは厳しいので写真をたくさん撮って後日描くことにしました。
観察していると時折体を激しくブルブル震わせながら少しずつ体を殻から抜き出していっています。その姿は感動的。。。
体が半分くらい出ると、足と一体化されていたかのように見えていた白い糸のようなもの(たまに抜け殻の中に残っているやつ)が体から離れ、上体を大きくそらしてお腹を出していきます。
落っこちてしまいそうなくらいお腹が出てくると、まずは足で空中を引っ張るように何度も動かしながら少しずつ上体を起こし、抜け殻の上の方に捕まると、今度はお尻を引っ張り出していきます。
そして、ついに全身が殻から抜け出しました!
広がり切っていないふわふわっぽい(触ってないのでわからない)羽が何とも言えない色合いで美しい。
そこから徐々に羽を伸ばしていき、形がだいぶセミらしくなってきました。途中強い風にあおられて羽が上にめくれ上がってしまったのだけど、必死に抜け殻に捕まり、少しずつ移動して網戸に捕まって風に耐えていました。
ここでまたひと段落。子どもたちと入浴を済ませ、再び9時半ごろ観察すると、体が徐々にセミの色に変わっていき、羽の色も少しずつ透明になっていっていました。ここで子どもたちは就寝。
その後も1時間おき程度にその変化を写真に収めていきました。
12時を過ぎるころにはだいぶセミらしくなっていました。羽まで含めると体長7cm, 抜け殻は3cmでした。
幼虫の体長は5cmだったので抜け殻だけから想像すると幼虫は大きく感じるわけですね。
朝起きると、そこにセミの姿はなく、抜け殻だけがひっそりと残っていました。
まるでグッドウィルハンティングを見終わった後かのような感動にじんわり包まれました。
後日娘がまとめた自由研究も、模造紙の1/4に幼虫、抜け出している最中、抜け出した直後、見慣れたセミに近づいた状態、の4つの絵を大きく描いて中々の大作(親バカ)!抜け出した直後の神秘的な色合いもクレヨンのいろんな色を駆使して描いていて立派なものでした(親バカ^2)。
飲み会のネタがきっかけで取り組めた自由研究でしたが、ほんとに自然、生命の神秘を感じられる素晴らしい体験でした。
私自身、宿題は追い込まれてから対応してしまうタイプだったので、どんな内容にするかイメージを持てないまま夏休みも後半に差し掛かってしまいました。
そんな折、旧職場の友人との飲み会の際に、セミの羽化の話が話題になりました。
ワークママKさんは幼児用のZ会をやっていて、その中でセミの羽化の話が紹介されていたとのこと。僕自身知らなかったのですが、セミの羽化は深夜や明け方のイメージがありましたが実際には夜8時とかそのくらいの時間に進むのだそう。また、「セミの鳴いている木を探してみよう」「その木の下に穴を探してみよう」など段階を追ってその生態を紹介しているとのこと。でそれを読んだKさんは実際にお子さんと8時ごろ公園に行ったそう。すると本当に木にセミの幼虫がいた、というのです、抜け殻の中身の詰まったのが!
さらに一緒に飲んでたワークママTさんのお子さんに、おじいちゃんがセミの幼虫を取ってきて家で羽化させる経験をお持ちで、木の下の穴に水をかけて幼虫を釣るんだ、なんていう話をしている、ということも聞きました(実際には水ではなく携帯が不要な子どもらしい液体でしたが(笑))。
この話を聞いたうえで公園の木の根元などを見てみると、確かに穴がたくさん。これはいいかも、と思い娘と相談し挑戦してみることにしました。夏も後半だったのでセミの幼虫がまだいるかかなり不安だったのですが。。。
日曜日の夕方5時半ごろ、前日に買った虫かご(198円!そんなもんか)と水を入れた水筒を手に娘と繰り出しました。マンションの裏にあるちょっとした植木ゾーンでもセミが激しく鳴いているのでその木の根元を見てみると、たくさんの穴!手の届くところにある穴に片っ端から水を注いでみました。水を入れてみるとその穴は結構深かったり、すでに上から砂や葉っぱがかかって埋まっているものだったり、いろんなものがありました。狭い敷地なのであっという間に網羅してしまい、近所の公園へと移動しました。公園にもたくさんの穴、穴、穴。それらに片っ端から水を入れていきました。(この間、水筒に何度おかわりしたことか…)
時計も6時半に迫り、あきらめかけていたところ、とある穴に水を灌ぐと、中で昆虫らしき足の動きが!もしやと思い小枝でツツいてみるとやはり反応が!
一人で大興奮!飽きかけていた娘を呼びながら穴を少しずつ大きく掘っていく。
するとセミの顔らしきイキモノの姿が!
埋もれた土を水で流したり穴の周辺を掘ったりしながら、最後は小枝に足を引っ掛けてもらいゆっくり引き出すと、、、
出てきたーーー!セミの幼虫が!!
抜け殻が動いてますよ!
生きてますよ!
しかもデカイですよ!!
いや虫苦手ですよ、無理ですよ!
これは娘の自由研究!と思い娘に幼虫を掴ませ、無事虫かごへ確保!
興奮状態のまま、2人で家へと急いだのでした。
帰宅後虫かごをベランダに持っていき、幼虫を網戸に引っ掛けます。幼虫は多少足場を気にしながら網戸を少し登ったりしましたが、やがて静止しました。自由研究なので何をやったらいいんだ?と妻とも相談しながら体長を図ったり時間を記録したり、模造紙を用意して絵を描いたりしていきました。よおく見ると、背中に縦に割れ目が少し見えている感じ。これは期待できそう。7時半ごろようやく落ち着いて最初の観察はこれでOK、続きは晩御飯を食べてからにすることにしました。
食事を済ませ、娘が閉めていたカーテンを開いて見てみると、「出てきてる!」。私も見てみると、背中から真っ白な上半身が出てきてるではないですか!おぉぉ、これはスゴイ!早速みんなでベランダに出て懐中電灯で照らしながら観察。暗がりの中で絵を描くのは厳しいので写真をたくさん撮って後日描くことにしました。
観察していると時折体を激しくブルブル震わせながら少しずつ体を殻から抜き出していっています。その姿は感動的。。。
体が半分くらい出ると、足と一体化されていたかのように見えていた白い糸のようなもの(たまに抜け殻の中に残っているやつ)が体から離れ、上体を大きくそらしてお腹を出していきます。
落っこちてしまいそうなくらいお腹が出てくると、まずは足で空中を引っ張るように何度も動かしながら少しずつ上体を起こし、抜け殻の上の方に捕まると、今度はお尻を引っ張り出していきます。
そして、ついに全身が殻から抜け出しました!
広がり切っていないふわふわっぽい(触ってないのでわからない)羽が何とも言えない色合いで美しい。
そこから徐々に羽を伸ばしていき、形がだいぶセミらしくなってきました。途中強い風にあおられて羽が上にめくれ上がってしまったのだけど、必死に抜け殻に捕まり、少しずつ移動して網戸に捕まって風に耐えていました。
ここでまたひと段落。子どもたちと入浴を済ませ、再び9時半ごろ観察すると、体が徐々にセミの色に変わっていき、羽の色も少しずつ透明になっていっていました。ここで子どもたちは就寝。
その後も1時間おき程度にその変化を写真に収めていきました。
12時を過ぎるころにはだいぶセミらしくなっていました。羽まで含めると体長7cm, 抜け殻は3cmでした。
幼虫の体長は5cmだったので抜け殻だけから想像すると幼虫は大きく感じるわけですね。
朝起きると、そこにセミの姿はなく、抜け殻だけがひっそりと残っていました。
まるでグッドウィルハンティングを見終わった後かのような感動にじんわり包まれました。
後日娘がまとめた自由研究も、模造紙の1/4に幼虫、抜け出している最中、抜け出した直後、見慣れたセミに近づいた状態、の4つの絵を大きく描いて中々の大作(親バカ)!抜け出した直後の神秘的な色合いもクレヨンのいろんな色を駆使して描いていて立派なものでした(親バカ^2)。
飲み会のネタがきっかけで取り組めた自由研究でしたが、ほんとに自然、生命の神秘を感じられる素晴らしい体験でした。
2013-08-27 10:47
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