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音楽の衰退 [音楽]

東芝EMIがCDの製造部門を売却するそうだ。

http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?ichiran=True&i=2005121210951ea&page=1

iTunes Music StoreやmoraといったEMDサービスにおされて
CDはなかなか売れないらしい。

僕の音楽を聞く場所は主に3つ。リビング、車の中、電車の中だ。このうち前2つは
CD、電車内はiPod Shuffleを使っている。前2つが電子化されない限り僕はCDを
買い続ける派なのだが…

それはさておき、音楽はメディアに非常に大きな影響を受けて成熟してきた。
昨今の音楽の衰退はEMDによる販売方法の刷新の他にもいくつか要因があるのではないだろうか。
そのひとつに、CDTVがあるのでは。
学生時代この番組はよく見ていた。売れ筋の曲をチェックして、
気に入った曲があればCD屋へとCDを買いに行く。そんなスタイルが確立していた気がする。
しかし逆に言うとこれはCDTVで紹介される10秒かそこいらでその曲を判断しているわけだ。
そうなると作り手も10秒かそこいらだけ気に入られる曲を作れば売れるってなっちゃう。
曲の質は落ちてしまう。
昔アメリカでラジオが一般家庭に普及してきたときに、ジャズの宣伝をラジオで行うようになった。当時のジャズは曲の長さもまちまち。ところが、ラジオ側からの制約で、
1曲の宣伝に使える長さは3分と決まったそうだ。そこでレコード会社からアーティスト
へ、こんな要求が突きつけられる。「3分程度の曲を作れ」。

もうひとつは、ベストアルバム。
ベストアルバムはヒット曲ばかり集めたアルバムなのでどの曲もよく知ってるし
質の高い曲ばかり。僕も何枚も持っているけどとってもお買い得な感じ。
ところが逆にこれがあることによって普通のアルバムの質の低さが強調されちゃって
買わなくなっちゃうんじゃないだろうか。もともと特に日本ではレコード会社からの
要求が強いのか、1年に1枚程度のアルバムをリリースするケースが多く、当然
短期間に完成させるので質も落ちてしまう。

などなどそんなこんなないろんな要因が絡み合っての今の姿になってきたのだろう。
(もちろん僕の知らないいろんな要因もあるのでしょうね)

音楽は芸術であると同時にビジネスでもあるのだろうから、その辺のバランスが
難しいんだろうな。

などと徒然。


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